住宅設計のあれこれ

我が家は完全な注文住宅ではありませんが、間取りは自分の希望で設計できる「セミオーダー」タイプの住宅を購入しました。一般的には「フリープラン」という売り方をされているのが多いと思います。

間取りの設計・検討をする際にとてもお世話になったのがココ

このサービスがなかったら今の住居設計は出来ていないと100%断言できるサイト。

このような平面図を書けるのはもちろんですが、

(平面図の例)

以下のように作成した平面図を3Dイメージ(パース)としてアウトプットしてくれるのが非常に秀逸!!です。

上記の外観イメージを選択すると、平面図を3Dに起こした3Dパースができ、3D建物の外観をイメージ化してくれる優れものです。外観は色・柄等を”ある程度”カスタマイズすることもできます。

さらに!!このツールのすごいのが立体化した3D住居の中に入れるという点です!

これはキッチンのレイアウトを3Dで内覧したキャプチャ

細部までのカスタマイズは無料なのでできませんが、間取りの検討や、設計士さんとの打ち合わせの際の意思疎通に非常に役立ちます。
(ここまで無料でできるというのはデザイナーさんもとても関心していました^^)

このサイトを活用した住居設計(間取り、階段レイアウト、窓設置検討、等々)の検討ポイントについてもブログでアップしていきたいと思いますので、これから住居を立てる方には是非参考いただいて悔いの残らない新居を建ててもらえたらと思います。

また、実際に間取り設計に携わって家を建ててみて(間取りや設備はほとんど自分で決めました)良かったと思う点は、やはり建て売りの戸建にはできない買い手の希望優先の間取りを実現できるという点です。

例えば、間取りを ❝住む側の希望で設計できる❝ 、というのはイコール『ハウスメーカーが汎用的に建てるいわゆる建て売り住宅では実現できない間取り』を実現できる、ということになります。

(立地にもよるとは思いますが) 建築基準法が関わります。

我が家での実際の設計ポイントを例にして説明していきます。

以下は1階の間取りとなりますが、上が北側で道路面です。部屋が3室ありますが、この間取りだと建築基準法的には『居室は1部屋』+『納戸が2部屋』となります。

以下の赤枠の一番狭い北向きの部屋が『居室』の扱い

以下(↓)の南向き(下側2部屋=緑枠線)が『納戸』×2という扱いになります。

南向きの2部屋が納戸(=住居表記上の間取り表記は「2S」)

間取りとしては『2部屋+納戸1部屋』の使い方を想定していますが、建築基準法的には「(北向きの)1部屋+(南向きの)2納戸」になります。
※クローゼットも無い一番狭い部屋が『居室』と扱われるのに対して、
 クローゼットも在って、広く、南向き(=日当たりが良い)2部屋が『納戸』となる

なんでこれがフリープランじゃないと実現できないか?と言うと、
『住宅ベンダーは部屋数が少なくなってしまう間取りをわざわざ作ら(れ)ない』という考察に至ります。

(専門家ではないので聞いた範囲の理解です)
建築基準法的に『居室』として扱うには「北側面に一定の採光面積(窓)が必要」なのだそうで、以下(水色枠線)に北向きの掃き出し窓(ベランダに出入りするサイズの背の高い引き違い窓)を設けると『居室』扱いにできるということでした。

ただ、住む側とすれば日の入らない車庫側の壁に”わざわざ寒くなる大きな掃き出し窓”を設けることは許容できなかったので、こちらは「納戸」の扱いとなっても何ら問題はないのでそのように作ってもらいました。

なので、間取りについては『そこに住む人の目線(要望)優先』で作れるフリー設計ができる住宅をお勧めします。
あとはこだわりをどれだけ詰め込めるかはやはり予算次第になります。。。
ただ、個人的には100万、200万くらいの追加であればローンの月額はそんなに変わらない(数千円)ので、可能な限り詰め込んだマイホームを建てた方が良いとは思います。
(妥協ももちろん必要です・・)

本ブログはこのような間取り設計や住宅設備に関しての考察ポイントをご紹介して、同様の方々の参考になればと思い始めました。

予定しているトピック(案)としては、

  • 階段(位置・形状・長さ)
  • 玄関の位置・広さ(シューズクローゼット含む)・採光
  • バルコニーの広さ(ルーフバルコニー含めた検討ポイント・費用)

あとは他にこだわった観点として、

  • お風呂・脱衣所の最低サイズ
  • トイレの最低サイズ
  • キッチンスペース(特に冷蔵庫スペース)の検討
  • 窓の種類・設置位置

等々、そのまま住宅メーカーにお任せすると後悔するかもしれないポイントをご紹介していく予定です。